コトダマ
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コトダマ
カギ屋という仕事柄でしょうか、僕の友達は自営業者が多いです。
自営業者の常々の悩みは、売り上げをどのように上げるかというのがほとんどです。友達と話するときも大体売り上げの話をすることが多く、最近は特に不況なので建設的な話と傷の舐めあいをしながら最後はお決まりの「お互い頑張ろうな」といって別れます。
・・・
数年前に僕の友達の自営業者(N君とします)が、売り上げを伸ばすために新しい仕事をしたいということで僕のところに来たことがありました。彼はその時すでにあるサービスの仕事を立ち上げてそこそこ成功しておりましたが将来別の仕事をするという希望があり、その資金を得るために更に売り上げを伸ばしたいということでした。
彼の新しい仕事とは、ある食べ物を屋台で作って販売するというものでした。できるだけお金をかけずにその屋台を手作りで作りたいということで僕に手伝ってほしいと言って来ました。
彼は今まであまりモノを作るということをしたことがありませんでした。木材を使って屋台やその櫓を作ったりしたことはありませんでした。設計図を作るまではできたのですが、工具もほとんど持っておらずかなり困った様子だったので、僕は彼の力になって何とか早くその屋台を作って仕事が順調に行くように頑張ろう思いました。
いろいろな紆余曲折がありましたが、思ったよりも早く屋台と櫓が完成しました。彼はドリルドライバーの使い方さえ知らないほどだったので、ほとんどが僕が作ったようなものでした。
完成した屋台と櫓を見ながらN君は
「本当に感謝してる。甲がおらんかったらどうなってたことかわからんわ。本当にお前がおってよかった。ありがとう、ありがとう・・・」
ここまでなら甲辰の美談日記で終わるのですが、彼は続けて
「もし甲が今の仕事で落ちぶ護膚產品れて破滅して路頭に迷ってコ○○(不快用語)になって食べるもんがなくなったら、俺がこの仕事で養ったるからな。本当にありがとうな・・・」
・・・
こいつに悪気がないのは充分牛熊市わかっています。彼の気持ちも本当にわかるのですが久しぶりに
アタマかち割って脳ミソちゅうちゅうしたろか
という衝動に駆られました。
人はいろいろな気持ちを込めて言葉を発します。言葉によって喜怒哀楽の感情を伝えようとします。言い方によって、表現の仕方によって発した方の気持ちが伝わらないこともあります。
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